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本好き集まれ!!オススメ読書感想文ブログ 「お金がなくても平気なフランス人お金があっても不安な日本人」 著:吉村 葉子
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タイトルだけでうなずけた1冊でした。

買えないモノは欲しがらない、お金を出さずにあるモノで、心豊かな節約生活を送るフランス人。
子育て、貯金、マイホームから、バカンス、冠婚葬祭まで、20年間パリで暮らした著者が
肌で感じたフランス人の知恵を紹介しています。
本当に大切なものを見極め自分の価値観で人生を充実させてくれる1冊だと思います。


●お金を出さずにあるモノで、心豊かな生活
【フランスにはコンビニはない。でも別に困らない】
お大根が美味しく煮えた⇒冷奴のお豆腐を切った⇒買ってきたお刺身をお皿に盛った⇒
お吸い物もできたし・・・わさびがない!!!⇒ちょっとコンビニへ行ってわさび買ってくる!

夕飯の支度をしていて足りないモノがあるからと、お財布だけを手に家を飛び出す。
商品のクオリティーは劣るし種類は少ないけれど、困ったときのコンビニだのみというわけ。

心のどこかに芽生えてしまったコンビニ依存症のせいで、私たちの日常の中にあった緊張感が削がれてしまったのかもしれない。

フランスにはコンビニはない。
それでも別に困らない。
あるから慣れてしまうだけで、日本も昔はコンビニなんてなかったのだから。

便利さという事だけで世界を見回すと、日本は間違いなくピラミットの頂点に君臨する。

以前、ワールドカップ日本代表監督をしていたフランス人のトルシエ監督が、日本を離れる前に一言。
「コンビニが日本をダメにする」と。

私たちは日々の生活の中の楽しみの部分ばかりを狙って食べている、
創意工夫という、タダで味わうことができる楽しみを、コンビニが奪ってしまっている。
人間の食べる楽しみを大切にするためにも、コンビニ依存症を改め、
作って食べる習慣を取り戻さなければいけない。


【お金は万能選手なんかじゃない】
「今、なにが一番欲しいですか」という問いに、フランス人:「愛」、日本人:「お金」、と答えるでしょう。
<フランス人の考え方>
何が一番欲しいかと聞いてきた人がお金をくれるはずはない、
現金を人に上げる習慣がフランスにはないから。
さらに、お金は人を堕落させる、フランス人は心のどこかでこう思っているからだ。

昔は日本人にも、お金は不浄なものという考え方があった

今はもうなくなりましたが、所得番付ランキングを眺めながら、いいな、羨ましいなとまで思っている人も多いのではないだろうか。
その時点で、お金は不浄なものという感覚は存在しない。

フランス人は成金を毛嫌いする人たちである。
「貧しきものは、幸いである」とか「富めるものは、不幸である」
といった言葉に共感しているのだから。

確かにお金がなくてはモノは買えないけれども、ある意味でお金は不浄なものだと、
心のどこかで思っていたほうが、人々は幸せなのではないかと思えてくる。



日本にはモノがあふれ、コンビニのATMにも現金が唸いるという時代。
にも関わらず、『格差社会』という言葉が、まっとうにくらしている私たちの心身をいたぶります。

が、全て考え方次第だと改めて感じました。
フランス人のように自らの価値観に則って、マイペースに生きていく方が、
心豊かな生活が送れるのだろうと感じた1冊でした。
F.R
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2008.04.15 Tue l 経営・自己啓発 l COM(0) TB(0) l top ▲

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