オススメ本の読書感想文をまとめました!本との出会いが大好きな仲間で綴ったブログです♪
本好き集まれ!!オススメ読書感想文ブログ 世界・感動・文学・人文
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これは入院中に購入してきてもらって読破。病院にあった週刊誌にこの本の紹介があり、興味を引いたので購入してきてもらいました。子供を2人も持ってしまい、現在32歳と言う状況。下の子が成人するまであと19年。

あと19年も働かないといけないのです。というか、お金を稼ぐ作業をしないといけない。

そこで家計の見直しやら、財テクやらはきちんとしておく必要があります。

この本によるとサラリーマンは2度破産する事になります。そのモデルケースとして夫35歳、妻32歳、子供2人で3歳の長男と0歳の次女の構成の一家が出てきます。

俺の家族構成とソックリです。でも年収は700万に設定されてますので、ここは大幅に違います(泣)

貯蓄は600万の設定。このうちの450万を頭金に3000万の住宅ローンを組んだ場合、物価の上昇や給料の上昇なども加味して47歳から59歳の間と、65歳以降の2度破産状態に陥るのです。

特に無駄使いをしていません。家を購入し、子供に教育を受けさせる。たったそれだけの普通の行為が、この収入が続く一家が破産する事になるのです。子供を2人、大学まで行かせると最低の学費負担で計算しても1人1000万円、2人で2000万円もかかります。しかも、習い事・食費・服装・医療・文具・お小遣いまで考えるとさらに1000万ずつかかるそうです。合計で4000万です!!

家族の年表を作ると、どこでどれだけの金額が必要なのかが分かります。それを理解したうえで、その金額をためる行動をとっておかないと破産する事になるのです。

そこで、お金をためる秘訣なんですが、固定費を削るという家計でも会社でも変わらない方法が記載されていました。もう新聞取るな、固定電話は持つな、携帯は最安プランに入れ&使うな、電気も水道もガスも使うな、習い事止めろ、車乗るな、家買うな安い狭い賃貸に住めってわけです。

特に、自分たちレベルは家を購入してはいけないようです。フルローンだと購入額の半分近く支払う事になるようです。しかも、その間に職を失ったりしたら、金利が上がったら、途端にローン返済が出来なくなります。家を購入するのにはある程度のラインが有り、そこ以下の人間は賃貸なのです。実質、色んなものを加味しても、賃貸で生活するほうがよほど長生きしない限り安く済むシュミレーション結果が出ています。

払い終わるころには築30年の家、ヤレてきているので補修も必要でしょう。賃貸なら新築物件へ移動を繰り返し、最新設備で暮らせる。そういう物理的な面では賃貸は圧勝のようです。ただ精神面的な満足感は金銭には置きかえれないので、家を買うと言う事も悪い事ではないようです。

それと保険、日本の健康保険システムは世界最高。高額医療費保障などがあり、一定以上は支払わなくていいのです。だから掛け捨ての全労済程度で十分。特に医療保険と言うのは無駄なようで、色んなサイトでも書かれていますね。

車もそう、3000CCならば税金は1年で5万。ハイオクで燃費も悪くてガス代かかる。車両費用も高額です。行動パターンを考えれば、実は軽で十分なんですよね。必要がある時にレンタカーで大きいのを借りればよい。試算するとそっちのほうが維持経費が安い。

さあ格差社会、貧困社会にそなえて頑張りましょう。
S.S
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2007.03.29 Thu l 世界・感動・文学・人文 l COM(0) TB(0) l top ▲
 この本は、著者である江口克彦氏が22年間にわたって松下幸之助から感銘を受けた、仕事の悩みや人間関係をよくするコツ、部下を指導する導くためのコツなどを紹介しているものです。
 「どうすれば部下が100%の力を発揮してくれるのだろう?」「なぜ部下がやる気を出してくれないのか?」など、より一層求められる上司のリーダーシップ力を著者の豊富な経験を通じ、一歩進んだ仕事をするためのメッセージとして書かれており、リーダー必読の一冊となっていました。

 著書である江口克彦氏は、かの松下幸之助氏の身近で長い間働かれていた人で、PHP研究所の代表でもいらっしゃいます。したがって、この本にもいたるところに松下翁の「松下イズム」とも言えるエッセンスが含まれているようにも思います。

 本の中に、部下の自主性を引き出すという項目がありました・・・。
 私は些細なところが変に完璧主義なところがあります。自分の机の上はいつも同じところに同じものがないと落ち着かなかったり・・・。業務指導するときや引継ぎをするときもそうです。手順を一つ一つ説明してしまいます。
 でもそれでは、スタッフの自主性を殺すことになります。(もちろん業務のものにもよりますが・・・)
 この本では、業務指示を出すときには、余裕を持って提出期日を設ける。
 余裕を設けたことで、指示通りのものを作るだけではダメで、120%の努力をし、100%の完成度を求める。
 こういったプレッシャーを与えることで、スタッフ自らが自分主体で仕事をしているという感覚に変わり、仕事に対しての情熱と充実感を感じることが出来る。業務の必要性と意味を明確に指示さえ出しておけば、あとはスタッフ任せ!!自主性を引き出し、やる気を出させることが出来るんだと・・・。
 ちょっとしたことですが、大変参考になりました。

 最後にとても印象深かったのが、人間的成長を促すの章の中に書かれている「おまえはひよこ」と呼ばれないようにすべきであるという言葉が一番印象に残りました。

その言葉の意味は・・・
 お・・・愚かな人になってはいけない
 ま・・・間抜けな人になってはいけない
 え・・・エゴの人になってはいけない
 は・・・恥ずかしい人になってはいけない
 ひ・・・卑怯な人になってはいけない
 よ・・・幼稚な人になってはいけない
 こ・・・滑稽な人になってはいけない

 一つ一つの言葉は、誰もが思われたくないと感じることばかりです。
 しかし、無意識の内にこう思われるような行動を取っているのかも知れません。
 「おまえはひよこ」という一文を常に意識して、日常生活を送っていこうと思いました。
M.Y
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2007.03.21 Wed l 世界・感動・文学・人文 l COM(0) TB(0) l top ▲
本書は、日常生活においてちょっとした工夫をすれば、脳の疲れが癒され、うまくリセットが働き、そして新しい閃きが生まれやすくなる、ということを89の具体例を通じて教えてくれます。
具体例について、例えるとしたら同じテレビドラマを観るにしても、単にボーッと眺めるのでなく、自分の頭を働かせる別の見方があるょ、と教えてくれる感じです。
本書全体を通じて、受動的にただなんとなく漫然とルーチン的生活をおくることが脳に悪いこと、そこで如何に一工夫をすれば能動的に刺激的に生活できるか、についてのヒントが詰まっています。
脳科学的な説明も出てきて、個人的にはちょっと頭がついていけなくなる部分もありましたが以外に楽しめました。
中でも89番目で述べられている「か・き・く・け・こ」(感謝/感動、緊張感、くつろぎ、決断、好奇心)(假屋崎 省吾)は、本当に大事だと思いました。
他にも「花も美しい、月も美しい、それに気付く心が美しい」(円覚慈雲 和尚)、のようにそのような心の態度を育む生活習慣をこれらの本を通じて身に付けたいところ。
いくつかは難しそうな部分もありますが自分なりに工夫をプラスαし、今後の生活をよりよくしていければと思います。


☆本書より抜粋
 ①朝、起きたら、「おはよう」と言う。そして、一番に、冷たい水を飲む。そうすると、目が覚めて、すっきりと一日が始められるよ☆

 ②私たちは、能力がバランスよくなるように、調整されている。何かがすごい苦手でも、その代わり、違うものがとても得意だったり。だから、不得意は違うもので補えばいい!!

 ③いい言葉、ポジティブな言葉を使うようにする!言葉が心や行動に直接影響するから。どんなことあっても、「・・・だからよかった」って言ってみる!すべての経験が良いことになる☆

 ④落ち込む時はとことん落ち込んだっていぃ!脳や心、気持ちは、上がる下がるがあるから、むりはしないで、自然に任せる。

 ⑤いい言葉があったら、メモをする!いつも、ポストイットやメモ帳を持ち歩こぉ。

 ⑥自分がこれからやることに先にさっと目を通しておく。すると、始める時に、意識がそのことに入りやすい。

 ⑦音楽を聴いたり、演奏したり、想像したり、人と話したり、5感をたくさん活用しよぉ。

 ⑧寝る前の30分を今日のおさらいに当てよう!

 ⑨根拠なんてなくても、自分に自身を持とぉ。自信をもって何事にも突き進めばよぃ。ちょっと、ハードルが高いなと思うことにぶつかったら、「楽勝だ!」「できます!」「大丈夫」と言ってみる。根拠なんかなくていい。脳は自然に動き出し、ときには潜在能力まで引き出して、自分でも思いがけないほどの結果をもたらすことがある。

 ⑩至福の時を用意する。自分はこれさえあれば、幸せ!そんなものを用意する。そしたら、日常から非日常になる一瞬に、パワーを取り戻すことができるょ。

D.M
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2007.03.15 Thu l 世界・感動・文学・人文 l COM(0) TB(0) l top ▲
この本は、まずタイトルが気になり手に取りました。
読んでみると、シンプルなイラストと共にシンプルな文章で様々なテーマを「シンプルに考えたら、こうゆうものなんだよ」と説明してくれています。
そこではじめてタイトルの意味がわかりました。
すべて「あたりまえのこと」が書かれている本だからです。

しかし、その中で「そのとおりだ」と反省させられたり、「こうゆう考えもあるんだ」と前向きにさせられたり、「フッ」と笑ってしまったり、と読者として、様々なことを考えさせられる、気付かされる本でした。
短い文章からこんなにも「相手」に伝えることができることがこの本の魅力の一つだと思います。

訳者が女優である黒田福美さんという方です。
この方もあとがきで、このような「あたりまえのこと」がいかにわかっていないのか、わかるまでにどれだけの回り道をしなければならないのか、もっと早くこんな「言葉」の数々に出会えたらよかったのに。と思うことがある。と書かれています。

おそらくその「言葉」は生きるための哲学や真理をしっかりと突いているからだと感じます。
このような平易な本が、大人たちの心を少しきれいにしてくれるのは、時代のせいかもしれません。


いくつかをご紹介します。


「悪いものと良いもの」
本当に悪いものは 悪いようにはみえないものだ。
おめかしをしているからだ。
本当に良いものは 良いようには見えないものだ。
なんのおめかしもしていないからだ。

「笑み」
笑いながら泣くとしたら その泣き顔は美しいだろう
笑いながら苦悩するとしたら その苦悩は美しいだろう
笑いながら怒ったら その怒りは 長引くことはないだろうし
笑いながら仕事をしたら どんな大変な仕事でも楽しいだろう。

「歳月」
まじめに働く人の歳月は 彼から貧しさを取り去り
怠け者の歳月は 彼から希望を奪い去る
欲深い人の歳月は 彼に煩脳をもたらし
与える人の歳月は 彼に幸せをもたらす。

「器と流れ」
器の大きさを見て 水を注ぐように
人を見て 仕事を頼もう
川の流れを読んでから 飛び込むように
世の中の流れを読んでから 仕事をしよう

「運命と影」
運命とは 自分が引きずっている自分の影だ
良いところに行けば 良きところについてきて
悪しきところに行けば 悪しきところについてくる
愚かな人たちは 自分の行いを省みず ついてくる影のせいにする。
運命のせいにする。

「仕事とやり方」
仕事のなかで一番たやすい仕事は
好き嫌い関係なくする仕事だ
やり方の中で一番簡単なのは
あれこれと考えずに とりあえずやってみるやり方だ

「汗と塩」
汗はしょっぱい 汗は塩だ
塩漬けにした鯖が長持ちするように
塩漬けにした石持が長持ちするように
汗にまみれた蓄えは 間単になくなったりしないものだ。

S.M
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2007.03.09 Fri l 世界・感動・文学・人文 l COM(0) TB(0) l top ▲
 ここ最近世界規模でみると戦争が身近なものになってきた感じがあります。以前は戦争というと昔話の様に思えた事が実際に起き、テロも呼び、現実の出来事になりました。人々の中で戦争が他人事ではなくなってきたせいか、国内外でも最近は「戦争」を題材にした映画が多くなった気がします。今回はタイトルの「人間機雷」という文字に何だろうと思い読んでみようと思いました。戦争自体が不条理でありその内容は不条理の塊であるのは不思議ではないのかもしれませんが、かなりの衝撃でした。「特攻隊」とは第二次大戦中、アメリカに追い詰められた日本軍が「一億総特攻」の呼び声で行った数々の作戦ですが、作戦と言えるようなものでなく、爆弾と共に敵に突撃し命を犠牲に敵を打つという酷いものでした。
そしてこの「特攻隊」には色々な種類が存在していました。それはどれもが人の命を顧みない恐るべきものです。

人間ロケット爆弾 「桜花」
・乗員1名。機首に千二百キロ徹甲爆弾を装備。3本の火薬ロケットで飛行し、ロケットの燃焼時間は8秒×3。
生還の可能性は全くなし。わずかな被弾で発火する為、「ワン・ショット・ライター」と呼ばれた。

水上特攻兵器 「震洋」
・船首に二百五十キロ爆薬を装填したベニヤ板製舟艇。船体に自動車エンジンを搭載し時速二十五ノットであまりに遅かった為、敵に発見されるとたちまち狙い撃ちされた。体当たり直前に乗員は海中へ脱出する事になっていた。

人間魚雷 「回天」
・九十三式酸素魚雷を改造したもので、まさに人間の乗る魚雷。長距離自走能力に欠け、潜水艦に運んでもらわなくてはならない為、敵の目を盗んで基地に侵入し体当たり攻撃をすることは至難の業であった。
いったん発進すれば二度と帰還できない絶対死の兵器。

特攻潜航艇 「海龍」
・体当たり特攻をする爆装した二人乗りの小型潜航艇。はじめは四十五センチ魚雷を二本艦外に抱くものであったが、魚雷の生産が間に合わず、ついに艦首に六百キロ爆薬を詰めて体当たりする事になる。

最後の特攻機 「剣」
・特攻機に使われた飛行機の中で、はじめから特攻用として最小の資材、資源で作り上げられたのが「剣」。
発動機は使い残りの旧式エンジンが使われ、40日程度で完成するという速製。車輪は離陸後に投下され、着陸は不能。二百五十キロ爆弾を装着し、殆ど木製の簡易即製型で純粋な消耗兵器であった。

人間機雷 「伏龍」
そして今回の中心である問題の「伏龍特攻隊」とは、戦況が悪化の一途をたどり戦争指導者たちが本土決戦は不可避だと考え、アメリカ軍の本土上陸を水際で撃退する事を目的とした対「本土決戦」用の水際特攻の事でした。驚きのその作戦内容とは、アメリカ軍の本土上陸に際し戦車を積んだアメリカ軍上陸艇を八十キロ近い潜水具を身につけた兵隊達が海底にて待ち構え、竹竿に付けた機雷で船底を突き上げ自爆して阻止するというもの。内容もさることながらこの任務にあたる事になった兵の主力は、海軍飛行予科練習生の教育を途中で打ち切られた十代の少年飛行兵達であり、その背景には日本にこの時点で搭乗できる飛行機が無くなってしまっており、「余剰人員」となってしまった予科練生の「有効利用」の目的があったという惨たらしさです。

 人間は動物の中で唯一の自己犠牲の考え方が出来る動物であると言われています。当時の人々も小さい頃から愛国心を植え付けられる教育を受けていたとはいえ国や家族の為にと犠牲になりました。しかしその一方では同じ人間が、人の命を気にも留めず人とと思わぬ計画を実行していきます。「特攻の生みの親」と呼ばれ最後まで特攻を訴え続けて、敗戦と共に
割腹自殺を図った大西中将は「特攻でアメリカに勝てるか」という記者の質問に対し、こう語ったそうです。「いくらアメリカでも日本国民を根絶やしてしまうことはできない。攻めあぐねればアメリカもここらで日本と和平しようと考える。そこまで持ち込めばとりもなおさず、勝ちとは言えないまでも負けにはならない。国民全てが特攻精神を発揮すれば、たとえ負けたとしても、日本は亡びない、そういうことだ。」。もし大西中将等が訴えていた徹底抗戦が支持され、敗戦を受け入れていなければ日本はどうなっていたのでしょうか。

伏龍特攻隊の隊員達は潜水についての基礎的な訓練も殆ど無いまま、訓練中の事故死の多発する死と隣り合わせの状況の中で、終戦の当日のその日まで日々「死ぬ為の特訓」を重ねていました。その想像を絶する訓練の状況が、生存した隊員達から語られていました。幸いにも終戦によって実戦で行動する事は無かったそうですが、訓練中に多数の犠牲者を出したにも関わらず極秘の訓練と兵器の為に資料も処分されてしまい、犠牲者は氏名不詳という事でした。現在日本は世界の中でも安全で平和な国の上位である事は間違いないと思います。その平和な状況の土台には、名前も知られないままに犠牲になっていった人達がいるという事だけでも知っておかなければなりません。
S.S
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2007.03.03 Sat l 世界・感動・文学・人文 l COM(0) TB(0) l top ▲